一般社団法人日本LD学会 第29回大会(兵庫)

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ポスター発表

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[P4] 計算・算数

[P4-01] 算数困難の可能性のある児童への加減計算の習得過程における抽出個別指導の在り方の検討

低学年児童に対する和が20までの加減計算の正確性を指標とした個別的直接介入

〇近藤 修史1、是永 かな子1、服部 裕一郎2 (1. 高知大学教職大学院、2. 高知大学教育学部)

Keywords:算数困難、抽出個別指導、加減計算

研究の目的は、算数困難の可能性のある児童への「和が20までの加減計算」の正確性を指標とした抽出個別指導の在り方の検討である。「数処理領域」「数概念領域」「計算領域」で見られる困難さの改善に向けた自作のパワーポイント教材を用いた抽出個別指導の結果、繰り上がりのある1位数同士の加法計算の定着が図られた一方で、その定着に向けて、数を「集合として把握すること」や「合成分解すること」に関する困難さの克服に向けた指導内容や指導方法の改善が求められる。さらに、早期支援の観点から、一定の定着が見られた児童を個別指導対象から外し,個別支援対象児童を再選定することを念頭においた個別支援の必要性が明らかになった。

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