[P4-05] 計算が苦手な児童にみられる計算の誤りの研究
- 計算の流暢性の観点から -
Keywords:算数障害、dyscalculia、計算の誤り
本研究では、伊藤(2016;2017;2018;2019)の研究成果を踏まえ、計算が苦手とされる子どもの計算の誤りを分析し、その特徴を明らかにすることを目的とした。さらに、計算の習熟度と流暢性の比較検討から、習熟度では把握しにくい計算の苦手さについて検討した。その結果、加減乗除の計算それぞれにみられる誤答のパターンには規則性があり、計算手続きや処理にかかわるものと、計算の理解にかかわるものが認められることが示された。さらに、計算の習熟度と計算の誤り分析の結果から、計算の習熟度が低い児童の計算の特徴は、計算の流暢性によってその傾向が異なることが示された。
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