[P10-04] 京都府の通級を利用する読み書き計算困難のある児童生徒に対するICT利用とアセスメント実施状況の変化
平成29年度と令和2年度に実施した質問紙調査結果の比較から
Keywords:通級指導、ICT活用、学習障害
京都府内の公立小中学校の通級指導教室(以下、通級。)を対象として、ICT利用とアセスメント実施状況の変化等について、平成29年度と令和2年度に実施した質問紙調査により比較した。令和2年度で読み書きに関する検査(URAWSS、STRAW、WAVES、MIM)の実施率が増加した。小学校通級では音声教材やルビふり、計算機利用、キーボード・音声入力などのICT利用が有意に増加し、紙媒体による拡大等や漢字の反復練習等が有意に減少した。中学校通級ではICTによる文字等の拡大が有意に増加した。以上の結果から、アセスメントに基づく読み書き計算困難へのICT利用が特に小学校通級で拡大していることが示唆された。
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