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[R2-01] プレシャスオパールのアナログとしてのStöberコロイド
「発表賞エントリー」
キーワード:プレシャスオパール、Stöberプロセス
Stöber プロセスを堆積性プレシャスオパール中のシリカ球の形成プロセスのアナログであると考え、その形成プロセスを解明することを試みた。Stöber 粒子の成長過程は (1) 低密度の一時粒子の同時多発的形成とその凝集、それに並行した脱水縮合(二次粒子の形成)、(2) 後からできた一次粒子の付着・脱水縮合による粒子成長、(3) 原料の枯渇(成長の終了)の三つの段階に整理された。球状粒子の内部構造はどちらも一次粒子の凝集体であり、この類似性から、両者の形成プロセスは同じものであろうと考えられる。これは例えば高 pH でシリカ分に富む高温の地下水が断層に沿って急速に上昇した場合などで起きる。