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[R4P-02] 人工飼育サンゴ骨格のカルサイト–アラゴナイト境界の組織観察
キーワード:造礁サンゴ、バイオミネラリゼーション
造礁サンゴは主に熱帯・亜熱帯の浅海で体内の褐虫藻と共生する動物であり,骨格はアラゴナイトのみで形成されることが多い.しかし,低温海域の南極海に生息する種や,海水の元素組成比が現在と異なる白亜紀には,カルサイトもサンゴ骨格構成鉱物として形成されることが報告されている.本研究では,サンゴの石灰化における多形選択の過程の解明を目指し,カルサイトの析出しやすい環境下でサンゴを飼育した.得られた骨格のカルサイト-アラゴナイト境界領域を含む骨格の組織を,透過型電子顕微鏡を用いて観察を行った.