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[R5P-01] ガス置換法によるミリグラム隕石試料の粒子密度測定
キーワード:密度、空隙率、ピクノメーター
惑星科学において岩石の密度や空隙率は、小惑星の強度を支配し、礫の構造を推定するための基本情報であることに加え、リュウグウのように水質変成の起きていた天体の場合は水質変成時の岩石・水比の推定に繋がる為、重要な因子である。真密度を測定する方法にガス置換法(ガスピクノメーター法)というのがある。この方法には(~数10mg)の試料が必要と考えられてきたため、小惑星レゴリスのリターンサンプルのように質量が少ない試料には不向きであると考えられてきた。そこで本研究ではリュウグウ試料を念頭に、数mgの試料の粒子体積をガスピクノメーターで計測できるよう試行し、標準物質を用いて測定限界となる試料サイズを求めた。