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[R8-02] 斑レイ岩の交代作用に起因するタルクを伴う断層の発達過程
キーワード:斑レイ岩、滑石、交代作用、断層
断層中にタルクが存在する場合、断層面の摩擦強度が低下し、クリープ性滑りが引き起こされることが、高速摩擦実験や自然界での実例から示唆されている(Moore and Rymer, 2007、Moore and Lockner, 2011など)。本研究では福岡県篠栗地域において、角閃岩体中に発達する、断層面がタルクで構成されている断層を発見し、その形成過程及び断層面の摩擦特性を明らかにすることを目的としている。本研究は非地震性滑りを引き起こす可能性のある断層の形成過程に関して、新しい知見を与えるものと考えている。