〇山田 洋子1 (1.新潟県福祉保健部 医師・看護職員確保対策課)
セッション情報
シンポジウム
シンポジウム3 地域の人材を教育資源にー新潟県全体のネットワークを活用してー
2019年8月23日(金) 15:10 〜 16:40 第3会場 (2F メインホールA)
座長:佐藤 富貴子(新潟青陵大学看護学部/大学院看護学研究科)
少子高齢化や医療の進歩に伴い医療費の縮減、医療提供体制の確保等で病院を取り巻く環境は大きく変化してきている。病院は看護師の確保・定着が経営を左右し、選ばれる病院を目指し積極的に取り組んでいる。しかし、新潟県では年間、看護養成校から約1,000人の卒業生を輩出し、県内の就職者は約700人にとどまっていた。
新潟県看護職員県外就業状況等実態調査の結果では、県外に就職する理由は研修体制が整っているが30%であった。また、退職者の理由は上位から職場替え、健康上、定年、結婚、介護であり看護師が県内に就業し仕事を続けるためには、教育支援や職場環境を整備する必要性が明確になった。
県ではこの状況を課題と捉え、看護職員県内定着促進事業を立ち上げた。県内看護部長会でも危機感を持ちネットワーク構築し、看護師の教育環境の整備と勤務環境改善に向けた取り組みを開始した。
このシンポジウムでは、看護職員県内定着事業の実際と看護部長のネットワークの構築と取り組み過程について発信する。見えてきた課題と県内全体で取り組む人材育成について参加者と討議していきたい。
〇杉田 洋子1 (1.新潟大学医歯学総合病院)
〇佐々木 美奈子1 (1.医療法人泰庸会 新潟脳外科病院)
〇今井 みゆき1 (1.新潟県地域医療推進機構 魚沼基幹病院)
〇吉澤 浩子1 (1.医療法人社団真仁会 南部郷総合病院)