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[US4-02] 視床下部による味覚修飾のメカニズム
キーワード:味覚、視床下部、飢餓・ストレス
近年、味覚受容体の同定や脳内の味覚伝達神経が同定され、舌および中枢における味覚受容の仕組みが明らかになりつつある。その一方、味覚は一定ではなく、生理状態の違いや精神状態の影響を受ける。私たちのグループでは、摂食やストレス反応の中枢として知られる視床下部の神経の働きに注目することで、どのような脳内メカニズムにより空腹や心理的ストレスが味覚を変化させるのかを解明するために研究を行っている。本シンポジウムではその成果について報告したい。