The 68th Annual Meeting of the Japanese Association of School Health

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一般演題(口演)

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O-1~O-6 健康管理、ヘルスプロモーション

座長:黒川 修行(宮城教育大学)

[O-4] 18-22歳の若者における喫煙経験率に占める大学生の割合

三好 美浩 (岐阜大学 医学部 看護学科)

Keywords:喫煙、年齢、大学生

【目的】
本研究は,JYPAD調査の18-22歳の若者について,年齢別喫煙経験率に占める大学生の割合を明らかにする.
【方法】
本研究は,2016年と2018年に関東地域に住む18-22歳の無作為個人への質問紙調査から得た,結合サンプル1,948人のデータを使用した.焦点の「大学生」は,所属設問での大学生及び大学院生の回答である.分析は,年齢,所属,喫煙の生涯,1年,30日経験の変数を用いた.本研究は,岐阜大学大学院医学研究等倫理審査委員会の承認を得た.
【結果】
全体では,喫煙の生涯経験率は18歳6.0%,19歳10.6%,20歳24.6%,21歳29.1%,22歳35.8%,喫煙の1年経験率は18歳3.8%,19歳9.4%,20歳21.7%,21歳22.8%,22歳26.8%,喫煙の30日経験率は18歳1.9%,19歳5.8%,20歳13.8%,21歳16.3%,22歳18.7%である.その内,喫煙の生涯経験率に占める大学生の割合は,18歳0.6%,19歳3.5%,20歳11.6%,21歳16.5%,22歳18.2%,1年経験率では18歳0.6%,19歳2.9%,20歳11.1%,21歳13.2%,22歳13.5%,30日経験率では18歳0.3%,19歳1.6%,20歳5.3%,21歳8.9%,22歳7.7%である.年齢上昇に伴い全体の喫煙経験率は単調に増加し,20-22歳の喫煙経験率に占める大学生の割合が高い.年齢変動は大きく,高い割合を占める他の所属は,社会人,専門学校・各種学校生徒,18歳時の高校生である.
【結論】
18-19歳の喫煙経験率では社会人や高校生の占める割合が相対的に高く,20-22歳では大学生の占める割合が高かった.特に,大学生の時期に喫煙を開始する人が少なくない.