一般社団法人日本学校保健学会第68回学術大会

講演情報

一般演題(口演)

オンデマンドプログラム » 一般演題(口演)

O-21~O-26 健康教育、ライフスキル2

座長:森田 一三(日本赤十字豊田看護大学)

[O-24] SNS(Instagram)を活用した朝食摂取啓発の効果

近藤 志保1, 藤木 理代2 (1.名古屋女子大学 健康科学部, 2.名古屋学芸大学管理栄養学部)

キーワード:朝食、SNS、

【目的】名古屋市との連携事業として、SNS(Instagram)を活用した朝食摂取啓発活動を朝食欠食率の高い20代を中心に実施し、朝食の摂取意欲や内容の向上、また情報の普及状況(閲覧件数の増加)を検討した。【方法】Instagramのプロフィール欄に、「若い世代を対象」と示し、令和3年6月~令和3年10月末まで毎週、コンビニで買えるおすすめ朝食、モーニングの紹介、料理動画・レシピの掲載など、19題投稿した。Instagramのアンケート機能や質問機能も活用し、注目度の高い投稿やストーリーズの分析を行った。【結論】フォロワー数は、当初60名から最終116名に増加した。リーチ数が多かった投稿は、「コンビニ朝食のおすすめな組み合わせ」1058件、「ごはん派さん必見!おにぎりセットレシピ」534件、「モーニングにオススメの名古屋市内のカフェ」459件であった。「いいね!」が多かった投稿は、「モーニングにオススメの名古屋市内のカフェ」49件、「これ1品で栄養バランス◎タコライスレシピ!」48件、「時短朝食レシピ~おにぎり編~」44件であった。「1ヶ月前より朝食を意識するようになりましたか?」について「はい」と回答した者は、当初78%から、最終94%になった。「自分の朝食がよりよくなったと思いますか?」について「はい」と回答した者は71%から89%になった。【結論】若い世代の朝食摂取啓発にSNSを活用することは、情報の普及手段として有効である。実践的な内容と知識を合わせた内容でより関心を引き付けることができる。