The 68th Annual Meeting of the Japanese Association of School Health

Presentation information

一般演題(ポスター)

オンデマンドプログラム » 一般演題(ポスター)

P1~P6 新型コロナウイルス感染症1

座長:羽賀 將衛(北海道教育大学)

[P-2] 看護大学生と教職員との協働による新型コロナウイルス感染対策の取り組みと課題

大熊 恵子, 三上 千佳子, 相樂 直子, 小松 容子, 目時 華恋, 藤倉 邑圭 (宮城大学 看護学群 看護学類)

Keywords:新型コロナウイルス感染症、感染予防対策、自主活動

【目的】2020年12月「未来に向けた感染予防対策を学生目線で発信する」をスローガンに、本学看護学群教職員・学生有志との協働による新型コロナウイルス感染対策チーム「こびっと隊」が発足した。こびっと隊の活動報告と今後の課題を明らかにすることを目的とした。
【方法】こびっと隊発足後約半年間における感染予防対策に関する実践報告
【結果】こびっと隊は、学生39名,教員5名,保健指導員1名の45名が所属しており、以下の3チームに分かれて活動している。
感染予防啓発:看護学群学生99名のCOVID-19と感染予防対策に関する認識調査を行い、講義や演習による標準感染予防策を活用した対策を講じている学生が多いことが明らかになった。また、不安を訴える声も多かったため、こびっと隊公式SNSを開設し、COVID-19に関する情報発信を行っている。
学校感染対策:講義前に机を消毒することを呼びかけたところ、自主的に机を消毒する学生が増えた。また、大学からの要望を受け,新年度オリエンテーションで感染予防行動動画を作成、説明を行った。さらに学内向け感染予防啓発動画を作成し、YouTubeに公開した。
医療現場:学内外の勉強会へ参加し、医療現場の現状を学び共有した。また、開設したSNSに宮城県の感染者数を毎週投稿し、注意喚起を行っている。
【結論】教員のかかわりのスタンスとして、学生目線での感染対策が実施できる環境を整え、学生の主体的な活動を育む関わりを継続していくこと、また活動に賛同する仲間を増やしていくことが課題である。