[P-37] 健康情報の判断と選択に着目した健康情報リテラシー教育の検討
Keywords:科学的根拠、批判的思考、思考のプロセス
【目的】情報化が進展する現代社会においては,溢れる真偽不明の健康情報の中から有用な情報を適切に選択して,健康問題解決のために活用する健康情報リテラシーを,学校教育において育成することが求められている。そこで、健康情報を批判的に吟味、判断してその中から適切な情報を選択する健康情報リテラシーを育成する教育プログラムを開発、実施してその効果を検討した。【方法】Å県内の高等学校1校の生徒保健委員会の生徒(1~3年生18名)を対象に、開発をした健康情報リテラシー教育を実施し、実施の前後に自記式質問紙調査を行った。教育プログラムを実施した群と未実施群の指導前後の、健康情報判断力テスト得点、健康情報の批判的尺度得点、情報源に対する信頼度尺度、情報処理の直観性、疑似科学信奉尺度得点を比較し、効果検証をした。また、健康情報リテラシーを活用した問題解決行動として、ほけんだよりを作成させ、その分析から教育プログラムの効果を検証した。【結果】結果とその分析についてはポスターで報告する。