The 68th Annual Meeting of the Japanese Association of School Health

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一般演題(ポスター)

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P67~P71 安全、危機管理

座長:内山 有子(東洋大学)

[P-69] 「生命の安全教育の教材」を用いた学習の効果の検証

佐藤 牧子1, 田岡 朋子1, 佐見 由紀子1, 渡邉 正樹1 (1.東京学芸大学 附属小金井小学校, 2.東京学芸大学 附属竹早小学校, 3.東京学芸大学 教職大学院 教育実践創成講座, 4.東京学芸大学 教職大学院 教育実践創成講座)

Keywords:安全教育、小学生、性犯罪防止

【目的】令和2年6月「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」が決定され、子供が性暴力の加害者、被害者、傍観者にならないよう、学校教育が役割を果たしていくことが求められている。本報告では小学生を対象に「生命の安全教育」の教材を用い、授業前後の意識と知識の比較を行った。【方法】小学校1ー6年生を対象に質問紙調査により授業前後の比較を行った。【結果】「自分を大切だと思うか」の質問に1ー3年生(以下、下学年)は事前調査で「とても思う」60%、事後調査で76%と事後に増加した。4ー6年生(以下、上学年)では「自分に良いところがあると思うか」の質問に「ない」と回答した児童は、事後に「自分を大切だと思う」という回答に増加が見られた。「体をさわられて嫌な気持ちになった時どうしたらよいと思うか」の質問では、下学年では事後調査では「にげる」「安心できる大人に話す」が20%増加、「いやだと言う」「先生に話す」も10%以上増加。上学年では事前調査に対して事後調査は「いやだと言う」「安心できる大人に話す」は15%以上増加し、「家族に話す」も10%以上増加した。【結論】事前事後調査の比較から、下学年・上学年ともに事後調査で増加した項目が多く、一定の成果があったといえる。いのちの安全教育の勉強を通して、高学年の76%は発見があったと回答し、その内容としては「思っていたより、身の回りに危険があるということ」「自分も気づかずに友達を傷つけているかもしれないこと」が高い結果となった。