課題別セッション3
学校での子どもたちのウェルビーング（Well-being）を育む

[TS3] 子どものウェルビーイングを育むマインドフルネス・プログラム：ドットビー

^○芦谷 道子 (滋賀大学教育学部)

キーワード：ウェルビーイング、メンタルヘルス、マインドフルネス

コロナ禍で子どもたちの自殺や不登校人数が過去最多となり，学校においても子どもたちの心の問題への対応が求められています。近年，問題が起こってから事後的に対応するにとどまらず，ユニバーサルに全ての子どもたちの心の健康を維持，増進することを目的とした予防開発的心理教育に注目が集まっています。本講演では，心の健康において重要とされるWell-being（持続的幸福感）の概念に注目した心理教育プログラムの一つとして，英国で開発された子どもマインドフルネス・プログラム：ドットビーを紹介します。そして，日本の学校における実践例と心身への効果評価を提示し，講師養成システムについて説明します。