国際開発学会第35回全国大会・人間の安全保障学会第14回年次大会

講演情報

ラウンドテーブル

国際学部の現状と課題を考える

2024年11月9日(土) 09:00 〜 11:00 Y702 (大内山校舎 702)

09:00 〜 11:00

[1E101] 国際学部の現状と課題を考える

*池上 寛1、*小國 和子5、*尾和 潤美3、*桑名 恵2、*斎藤 文彦4 (1. 大阪経済法科大学、2. 近畿大学、3. 中京大学、4. 龍谷大学、5. 日本福祉大学)

キーワード:国際学部、国際学、カリキュラム、海外体験

現在、日本の大学で国際学部を設置しているのは34大学(国立1、公立2、私立31)である(国際○○学部のような学部は除く)。国際学という学問は世界各地域、あるいは国際的な諸問題や課題に関して、政治・経済、法律、言語、歴史などから取り扱うためにその守備範囲が広く、国際学は学際的な学問と言って良い。そのため、経済学や法学などの従来からある学問に比べて明確に学問分野が確立されているわけではない。

国際学が取り扱う範囲が広いこともあり、各大学の国際学部でのカリキュラムの捉え方、開講授業などは大学ごとで違っているのが現状である。また、カリキュラムだけではなく、海外体験(長期留学、フィールドワーク)、語学修得、留学生の受け入れなどの考え方も大学ごとで設定していることで違いが表れている。言い方を変えれば、この「違い」こそが国際学部の特徴として捉えることも可能である。

こうした事情を踏まえ、このラウンドテーブルでは国際学部に所属している会員同士で、国際学部の現状や課題について考えたい。過去、国際開発関係大学院に所属する会員が数度大学院教育などの課題についてラウンドテーブルを実施してきたが、これまで国際学部について国際学部教員同士で議論することは学会の中でなかった。今回は5名の学会員が登壇する予定であるが、登壇予定者以外の国際学部所属会員にも参加いただき、国際学部についての現状や課題を議論する機会としたい。

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