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[2B206] 共同設置型大学における日本式教育の導入と発展
エジプト日本科学技術大学での日本式理工学および日本語教育の進展をもとにした考察
キーワード:共同設置型大学、日本式教育
エジプト日本科学技術大学は、エジプト及び中東・アフリカ地域の産業及び社会の発展に貢献する人材を育成することを目的として、日本の協力の下2010年に設立されたエジプトの国立大学であり、2024年現在、学生数は4,500名を超える規模となった。エジプトの地域ニーズを考慮したコースデザインを行うと同時に、日本式の理工学教育との融合、日本語、日本文化に関する教育の必修化などの試みが行われた。学部学生向けには日本の大学をモデルにした基礎科学教育が実施され、大学院生に対しては日本式にラボをベースとすることを理想とした研究指導が行われている。専門分野に関わらず、日本語は学部1年次の必修科目であり、日本語教育サイトとしては年間1600名余りが学ぶという日本国外で最も規模の大きいものと言えるまでになった。これらの教育プログラムの発展、学生からの評価、教育目標の達成度などを評価しながら、共同設置型大学における日本式教育の意義について考察する。
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