15:00 〜 17:00
[2C209] 環境持続性からみた国際開発学の可能性-資源、生産、消費と社会システムへの総合的アプローチ
キーワード:環境持続性、国際開発学の貢献、資源利用ガバナンス、消費と生産、ファイナンスと社会技術システム
1. 企画の背景
SDGsには人間開発、社会・経済開発、環境持続性にわたる幅広い開発課題が内包される。「持続可能な開発」で一般の人々の注目は「環境持続性」に集まりがちだが、そのテーマに対して異なる学問的立場からはどのように取り組んでいるのか。また、そこに本学会員の行ってきた研究はどのように接合するのか。
過去10年間の本学会誌掲載論文では、「環境」という単語が頻出上位36位で1729回出現する。比較的よく使われる単語である一方「持続可能」という単語との共起性は低い。そして「環境」の単語を使って論じられるテーマはODA案件の環境評価や資源利用、資源ポリティクスなどが特徴的である。
こうした学会誌の論文傾向を事前に資料として共有したうえで、本セッションでは、「環境持続性」という切り口で、工学、経済学、農学等の分野で豊富な知見を持つ登壇者の専門分野から「環境持続性」について議論し、そこでの国際開発学の可能性を議論したい。
2. 主要な論点
生方発表は,森林・土地利用ガバナンスがもたらしうる固有のトレードオフを示すことで,環境持続性を考える上での国際開発学の貢献可能性を論じる.
吉田発表は,アジア地域(タイやベトナム)の持続可能な消費と生産(SDG12)転換方策について,工学と経済学の観点から論じる.
森発表は,社会技術システムの持続可能な移行(トランジション)の観点から,国際開発学関連研究への示唆を提起する.
白井発表は、温室効果ガス排出ネットゼロの実現をサポートする気候ファイナンスの拡充に向けた動向と課題について、SDG17(パートナーシップ)の観点から論じる.指定討論者の
佐藤は、資源をめぐるポリティクスや人々の解釈についての研究実績と本学会での活動経験を踏まえてフロアへの問題提起を行う。
3. 期待される成果
本セッションは,国際社会が環境持続性目標の達成を強化する中で,国際開発や国際開発学は環境持続性をどのように研究に組み込み、より総合的で学際的な議論に貢献できるかを議論する場を提供する。
SDGsには人間開発、社会・経済開発、環境持続性にわたる幅広い開発課題が内包される。「持続可能な開発」で一般の人々の注目は「環境持続性」に集まりがちだが、そのテーマに対して異なる学問的立場からはどのように取り組んでいるのか。また、そこに本学会員の行ってきた研究はどのように接合するのか。
過去10年間の本学会誌掲載論文では、「環境」という単語が頻出上位36位で1729回出現する。比較的よく使われる単語である一方「持続可能」という単語との共起性は低い。そして「環境」の単語を使って論じられるテーマはODA案件の環境評価や資源利用、資源ポリティクスなどが特徴的である。
こうした学会誌の論文傾向を事前に資料として共有したうえで、本セッションでは、「環境持続性」という切り口で、工学、経済学、農学等の分野で豊富な知見を持つ登壇者の専門分野から「環境持続性」について議論し、そこでの国際開発学の可能性を議論したい。
2. 主要な論点
生方発表は,森林・土地利用ガバナンスがもたらしうる固有のトレードオフを示すことで,環境持続性を考える上での国際開発学の貢献可能性を論じる.
吉田発表は,アジア地域(タイやベトナム)の持続可能な消費と生産(SDG12)転換方策について,工学と経済学の観点から論じる.
森発表は,社会技術システムの持続可能な移行(トランジション)の観点から,国際開発学関連研究への示唆を提起する.
白井発表は、温室効果ガス排出ネットゼロの実現をサポートする気候ファイナンスの拡充に向けた動向と課題について、SDG17(パートナーシップ)の観点から論じる.指定討論者の
佐藤は、資源をめぐるポリティクスや人々の解釈についての研究実績と本学会での活動経験を踏まえてフロアへの問題提起を行う。
3. 期待される成果
本セッションは,国際社会が環境持続性目標の達成を強化する中で,国際開発や国際開発学は環境持続性をどのように研究に組み込み、より総合的で学際的な議論に貢献できるかを議論する場を提供する。
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