コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 短繊維補強コンクリート(材料)/連続繊維補強コンクリート(材料)

短繊維補強コンクリート(材料)Ⅰ

2014年7月11日(金) 09:00 〜 10:45 第9会場 (e-とぴあ・かがわクラスルームA)

[1040] 短繊維の配向に伴う繊維補強セメント系材料の曲げ特性のばらつき

座長(土木):小林朗
座長(建築):金久保利之
講演者:小倉大季, 高橋圭一, 栗田守朗
(清水建設)

キーワード:短繊維, 配向性, X線CT, 3次元画像, 切欠きはりの3点曲げ載荷

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
繊維補強セメント系材料の繊維配向に伴う曲げ挙動のばらつきを調べるために,2種類のフロー値を示す繊維補強モルタルを用いて平板を作製し,平板から切出した試験体の曲げ載荷を行った。さらに,繊維の分布およびばらつきを評価することを目的として,X線CT撮像により繊維の3次元座標値の検出を行った。その結果,フロー105mmの配合でモルタル投入口を移動させながら打込みを行った平板は,フロー205mmの配合と比較して,曲げ特性のばらつきが小さいことが確認された。また,試験体中の全繊維をCTデータから検出したところ,ひび割れ発生位置によってはひび割れを跨ぐ繊維数が2倍以上異なることが確認された。