コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

耐久性一般Ⅳ

2014年7月11日(金) 11:00 〜 12:30 第3会場 (第2小ホール)

[1128] 異なる炭酸化環境が空隙特性および炭酸化生成物に与える影響

座長(土木):片平博
座長(建築):野口貴文
講演者:原沢蓉子1, 本多和博2, 伊代田岳史1
(1.芝浦工業大学 2.元芝浦工業大学)

キーワード:炭酸化, 空隙特性, 炭酸カルシウム, 二酸化炭素濃度, 水分供給, セメント種類

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炭酸化のメカニズムに及ぼす影響には諸要因あり,セメント種類,二酸化炭素濃度等が挙げられる。既設構造物を対象とした中性化深さの調査では,セメント種類による中性化速度に大きな差はないという報告がある一方で,促進試験ではその差は顕著である。そこで本研究では,高水セメント比の試料を用いて,二酸化炭素濃度等の各種要因を変動させ,炭酸カルシウム(カルサイト,バテライト)の生成および空隙特性に及ぼす影響を把握した。その結果,各種要因で生成物と空隙特性に及ぼす影響は異なることが示された。特に,高炉スラグ微粉末の混入により,水分供給状況が異なると生成物のみに変化が生じる結果となった。