コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

耐久性一般Ⅴ

2014年7月11日(金) 13:30 〜 15:30 第3会場 (第2小ホール)

[1135] 沖縄県内陸部におけるFAC利用に関する中性化耐久性検討

座長(土木):阿波稔
座長(建築):松田拓
講演者:風間洋1, 富山潤2, 下地建3, 小籏俊介4
(1.アール・アンド・エー 2.琉球大学 3.沖縄県建設技術センター 4.中研コンサルタント)

キーワード:FAC, 中性化, 中性化促進試験, CO2観測, 中性化進行予測, Fly ash, carbonation, an accelerated carbonation test, a survey of carbon dioxide, an estimate of carbonation advance

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沖縄県は,厳しい塩害環境であるとともに,コンクリート用骨材の海砂が遅延膨張性のアルカリ骨材反応(ASR)を示す事が確認されているため,伊良部大橋下部工では,塩害対策,温度応力対策に加え,ASR対策を考慮してフライアッシュコンクリート(FAC)を用いている。また,沖縄県では,石炭火力発電所産出のフライアッシュ(FA)の有効利用が求められているが,FACは内陸部における中性化抵抗性が懸念されており,利用促進が阻害されている。以上から,本研究では,FACの中性化促進試験および交通渋滞路線でのCO2観測を行い,FACの内陸部における中性化進行を予測した結果,100年耐久性を満足することが確認された。