コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 高強度コンクリート(材料)/強度・力学的性質

高強度コンクリート(材料)/強度・力学的性質Ⅰ

2014年7月11日(金) 09:00 〜 10:45 第6会場 (第1リハーサル室)

[1239] 熱養生履歴が超高強度セメント硬化体の長さ変化と水和反応に及ぼす影響

座長(土木):柳井修司
座長(建築):橋田浩
講演者:佐藤正己, 梅村靖弘, 小泉公志郎
(日本大学)

キーワード:Ettringite, Heat curing, Length change, Pre-cast concrete, Silica fume, Ultra high strength, エトリンガイト, シリカフューム, プレキャストコンクリート, 熱養生, 超高強度, 長さ変化

論文PDFを表示
*大会会期中のみ閲覧可能です。
超高強度プレキャストコンクリート製造の熱養生は,前置時間の短縮により硬化不良,強度低下が報告されているため,前置時間を非常に長くとることに特徴がある。よって,本研究は熱養生の短縮のために前置時間が超高強度セメント硬化体の長さ変化と水和反応に及ぼす影響についてセメント,SFの水和反応の観点から明らかにすることを目的とした。水結合材比15%の超高強度セメント硬化体は,前置時間を凝結時間未満とした場合,昇温工程でエトリンガイトの生成による大きな膨張が認められ,前置時間4時間では硬化不良,12,24時間では膨張破壊が生じ前置時間を凝結時間以上と設定する必要があることを確認した。