補修・補強(構造)Ⅰ

[2206] 上面増厚工法施工後に劣化したRC床版の補修工法における振動および疲労に対する検証

座長(土木)：佐藤貢一
座長(建築)：楠浩一
講演者：鈴木真¹, 神田利之², 樅山好幸¹, 東山浩士³ (1.西日本高速道路エンジニアリング関西 2.ケミカル工事 3.近畿大学)

キーワード：cyclic loading shear test, deterioration of boundaty, fatigue resistance, Filler, overlay method, 上面増厚工法, 充填材, 動的せん断試験, 水平はく離, 耐疲労性

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上面増厚工法により補修されたRC床版において，経年に伴い既設床版部および増厚床版部との境界部に水平ひび割れが生じ，再劣化したケースが多数報告されている。著者らは，この劣化したRC床版の補修工法として，水平ひび割れ部を洗浄した後，付着性を有する充填材を注入して再一体化を図る工法を提案してきた。しかし，交通車両によりRC床版に発生する振動や疲労に対する充填材の耐疲労性が明確にされていなかった。そこで，実橋から撤去されたRC床版を用いて検証試験を行ったのでその結果を報告する。