既存構造物の調査

[2220] 走行車両の振動を用いた鉄道構造物の振動特性測定と再現解析

座長(土木)：蔵重勲
座長(建築)：塩屋晋一
講演者：平林雅也, 小林薫 (東日本旅客鉄道)

キーワード：vibration characteristic, dumping factor, frequency, analysis, FEM, 振動特性, 減衰定数, 振動数, 解析, 有限要素法

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走行する鉄道車両の振動を用いて直接基礎形式の橋脚の振動特性測定を実施した。その結果，同じ構造物でも測定ごとに減衰定数にばらつきが生じ，直接基礎形式の橋脚では減衰定数が0.5～5%程度となった。既往の研究等により構造物の高さと振動数の関係や，減衰定数と振動数の関係があることが示されているが，このたびの測定結果からそれらの傾向は現れなかった。また，地盤と構造物の連成モデルにおいて，列車走行解析を行い，構造物のみの減衰定数を2.5%としたときに，測定と解析の振動波形を概ね一致させることができた。