コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 補修・補強(構造)/新材料・新工法(構造)

補修・補強(構造)Ⅱ/新材料・新工法(構造)

2014年7月9日(水) 13:00 〜 15:00 第5会場 (61会議室)

[2243] 凝結遅延モルタルの敷設状態が温度応力低減効果に及ぼす影響に関する一検討

座長(土木):森川英典
座長(建築):熊谷仁志
講演者:村田慶彦1, 佐野忍2, 玉井宏樹1, 園田佳巨1
(1.九州大学 2.鹿島建設)

キーワード:crack, Delayed-Setting Mortar, joint, thermal stress analysis, ひび割れ, 打継ぎ面, 温度応力解析, 凝結遅延モルタル

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スラブ状の既設部材の上に壁状の部材を打ち継ぐ構造物においては壁部材に温度応力に起因したひび割れが生じる可能性が高く,材料的な観点から様々な抑制対策が提案されている。本研究では,凝結遅延剤を添加して凝結時間を数日から数週間に大幅に遅延したモルタルを打継ぎ面に敷設し,拘束応力を低減する方法について実構造物において実証実験を行い,有用性を検証した。また,実構造物をモデルとした温度応力解析を行うとともに,適切な敷設条件に関する検討を行った。その結果,凝結遅延モルタルを打継ぎ面に一定の厚さで全面に敷設することにより,拘束応力を低減できることを確認した。