コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/塩害

非破壊検査・診断Ⅴ/塩害Ⅰ

2015年7月15日(水) 13:00 〜 15:15 第1会場 (2F 国際会議室)

[1118] イオン交換樹脂によるモルタル中の塩化物イオンの吸着挙動

座長(土木):加藤絵万
座長(建築):山田義智
講演者:角田敦1, 真田修2, 睦好宏史3, 欒堯3
(1.文殊工学医学研究所代表取締役 2.中日本高速道路東京支社環境・技術管理部 3.埼玉大学理工学研究科)

キーワード:anion, capillary electrophoresis, centrifugation, chloride attack, EPMA, ion-exchange resin, 塩害, イオン交換樹脂, アニオン, 遠心分離, キャピラリー電気泳動法, EPMA

近年塩害が深刻となり,多くの鉄筋コンクリート構造物の補修・補強が必要となっている。このような状況で,環境負荷が小さくより安全で扱いやすく,安価な補修材料が要求されている。本研究では純水製造装置などに広く使用されているイオン交換樹脂をモルタルに混合し,硬化したモルタルからイオン交換樹脂を回収し,吸着した全アニオンを分析して塩害の原因となるモルタル中の塩化物イオンを吸着除去可能かどうか検証した。さらに塩害を受けた鉄筋コンクリート構造物の補修材として適用可能かどうかも検討した。