コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 凍害/腐食・防食

腐食・防食Ⅱ

2015年7月16日(木) 10:00 〜 11:45 第2会場 (2F 201号室)

[1156] 腐食膨張挙動に対する横補強筋の拘束効果に及ぼすコンクリートの圧縮強度およびかぶりの影響

座長(土木):皆川浩
座長(建築):胡桃澤清文
講演者:韮澤洋平1, 村上祐貴1
(1.長岡工業高等専門学校環境都市工学科)

キーワード:Bond strength, Confining pressure, Corrosion of reinforcement, Lateral reinforcement, Non-explosive demolition agent, 鉄筋腐食, 横補強筋, 拘束圧, 静的破砕剤, 付着強度

本研究では,静的破砕剤を用いた腐食膨張模擬実験を行い,腐食膨張挙動に対するコンクリートの抵抗性(コンクリートの拘束圧)に及ぼす横補強筋の拘束効果について検討した。その結果,横補強筋を有するRC部材のかぶり面にひび割れが発生する時点の拘束圧はかぶり厚,圧縮強度の影響を受け,かぶり面のひび割れ幅の拡大に伴う拘束圧の低下割合は圧縮強度の影響を受けた。さらに,横補強筋の拘束効果の影響範囲は,かぶり厚,圧縮強度の影響を受けることを明らかにした。また,コンクリートの拘束圧に基づいた横補強筋を有する腐食RC部材の付着強度評価を行った。