コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » フレッシュコンクリート/施工

施工Ⅱ

2015年7月14日(火) 15:30 〜 17:45 第8会場 (1F 103号室)

[1196] 傾斜フロー試験器によるコンクリートの施工性評価に関する検討

座長(土木):浦野真次
座長(建築):笠井浩
講演者:梶田秀幸1, 桝田佳寛2, 笹倉博行3, 伊達信之4
(1.前田建設工業技術研究所 2.日本大学理工学部建築学科 3.ニューテック代表者 4.ニューテック技術第二部技術サービスグループ)

キーワード:fresh concrete, bingham fluid, yield value, plastic viscosity, inclined angle, flow speed, フレッシュコンクリート, ビンガム流体, 降伏値, 塑性粘度, 傾斜角度, 流動速度

通常の強度域から高強度域のコンクリートを対象に,既往の傾斜フロー試験器の測定により得られる測定結果を安定させることを目的に,新たに測定するポイントを増やし,安定した流動速度のデータが得られるような測定方法について検討した。その結果,本実験の範囲では,試験器の終端付近における流動先端速度を計測することにより,より正確な見掛けの降伏値および塑性粘度を求めることができる可能性が示唆された。この測定方法によって得られた見掛けの降伏値および塑性粘度は,スランプフローや水セメント比と相関がみられ,既往の結果と同様,もしくはそれ以上の高い相関関係であることが確認された。