コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/塩害

非破壊検査・診断Ⅴ/塩害Ⅰ

2015年7月15日(水) 13:00 〜 15:15 第1会場 (2F 国際会議室)

[1305] アンカーボルト打撃時の応答特性に着目した接着材充填状況の非破壊評価手法

座長(土木):加藤絵万
座長(建築):山田義智
講演者:林本和也1, 内田慎哉2, 鎌田敏郎3, 宮田弘和4
(1.大阪大学工学部地球総合工学科 2.立命館大学理工学部環境システム工学科 3.大阪大学工学研究科地球総合工学専攻 4.西日本高速道路本社技術本部技術環境部技術統括課)

キーワード:me, mechanical impedance, non-destructive testing, post-installed anchor bolts, propagation time, wave energy, 伝搬時間, 接着系あと施工アンカー, 機械インピーダンス, 波形エネルギー, 非破壊評価手法

本研究では,鋼球でアンカーボルト頭部を打撃することにより弾性波を入力する方法により得られた波形エネルギー,伝搬時間および機械インピーダンスを評価指標として,接着系あと施工アンカー固着部の接着剤の充填状況の評価可能性について検討した。その結果,波形エネルギーは,充填率を評価する指標としては,感度が良好であることが明らかとなった。一方,伝搬時間および機械インピーダンスは,評価指標としての感度は鈍く,実構造物における充填率を評価するための有効な指標とはなりにくいことがわかった。