コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 補修・補強(材料)/短繊維補強コンクリート(材料)/新材料・新工法(材料)

新材料・新工法(材料)Ⅲ

2015年7月16日(木) 13:00 〜 14:45 第9会場 (1F 104号室)

[1322] 短繊維補強ジオポリマー短まくらぎの実用化に向けた基礎的検討

座長(土木):杉橋直行
座長(建築):細川佳史
講演者:束原実1, 大木信洋1, 上原元樹2
(1.安部日鋼工業鉄道事業本部 2.鉄道総合技術研究所材料技術研究部 コンクリート材料)

キーワード:fil ash, geopolymer, polyvinyl alcohol short fiber, short sleeper, ジオポリマー, ポリビニルアルコール短繊維, 短まくらぎ, 石炭灰

普通ポルトランドセメントを使用せず,石炭灰とケイ酸アルカリ溶液を重合硬化反応させるジオポリマー(GP)法によるポリビニルアルコール(PVA)短繊維補強GP短まくらぎの実用化に向け,GPの配合およびその製作方法を検討した。また,繊維量および鉄筋量を変えた矩形試験体を製作し,曲げ試験を行い,その力学的性状,補強効果を検討した。その結果,配合ではシリカフューム添加法を適用し,高炉スラグ微粉末の置換率が20~40%の範囲で実用的に製作可能となり,練混ぜ時間も短縮した。矩形試験体の曲げ試験では,PVA繊維の補強効果が引張鉄筋比に換算して0.5%程度であることを確認した。