コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 補修・補強(材料)/短繊維補強コンクリート(材料)/新材料・新工法(材料)

新材料・新工法(材料)Ⅲ

2015年7月16日(木) 13:00 〜 14:45 第9会場 (1F 104号室)

[1326] ジオポリマー硬化体の配合・作製法と諸性質

座長(土木):杉橋直行
座長(建築):細川佳史
講演者:上原元樹1, 南浩輔2, 平田紘子3, 山﨑淳司3
(1.鉄道総合技術研究所材料技術研究部 2.前田建設工業技術研究所 3.早稲田大学創造理工学部)

キーワード:blast furnace slag, chloride ion, drying shrinkage, fly ash, geopolymer, mix proportion, SF addition metod, ジオポリマー, 配合, SF添加法, 塩化物イオン, 乾燥収縮, フライアッシュ, 高炉スラグ

高炉スラグで置換したフライアッシュを主原料としたジオポリマー硬化体の諸性質とその配合,作製法との関係を検討した。その結果,作製法により生成物に大きな違いはないが,シリカフューム添加法では低アルカリかつ高炉スラグ置換率の小さい領域で一般法と比較して強度が小さくなった。また,配合において高炉スラグの置換率が大きく,アルカリ濃度が高いとき,細孔が緻密化し強度や塩化物イオン浸透抑制効果が大きくなることがわかった。一方,ケイ酸アルカリ溶液におけるケイ素量は,他の配合組成と比較して,本試験の範囲内では強度や細孔構造に与える影響が小さかった。