[2097] The effect of localized corrosion condition of longitudinal reinforcement on shear resisting mechanism of RC beams with different shear span-to-effective depth ratio
Keywords:RC beam, reinforcement corrosion, shearing capacity, resisting mechanism, longitudinal reinforcement, RCはり, 鉄筋腐食, せん断耐力, 耐荷機構, 軸方向鉄筋
本研究ではRCはりの鉄筋の腐食発生位置・発生領域および斜めひび割れの進展とせん断耐荷機構の関係を明らかにすることを目的として,軸方向鉄筋の部分的に腐食が生じたRCはりに対して載荷試験を実施した。実験結果から,a/d = 4.0のRCはりでは,平均10~20%程度質量減少した鉄筋腐食がせん断スパン中央から定着部の間に位置する場合,耐荷力が低下する場合があることがわかった。また,画像解析の結果から,鉄筋腐食がせん断スパン中央と載荷点の中間に位置する場合においては,腐食量の違いは耐荷力に影響しないが,斜めひび割れの進展状況には影響を及ぼすことがわかった。