コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 合成・混合構造/プレキャストコンクリート

合成・混合構造Ⅰ

2015年7月14日(火) 10:15 〜 12:00 第6会場 (1F 101号室)

[2168] ハーフプレキャストSC部材の曲げ挙動に関する実験的検討

座長(土木):清宮理
座長(建築):中原浩之
講演者:平陽兵1, 山野辺慎一2, 内藤英樹3, 鈴木基行3
(1.鹿島建設技術研究所 土木構造グループ 2.鹿島建設技術研究所 3.東北大学大学院工学研究科土木工学専攻)

キーワード:flexural crack width, half precast, hybrid structure, SC部材, steel-concrete members, ハーフプレキャスト, 曲げひび割れ幅, 複合構造

鉄筋を用いない鉄骨コンクリートをハーフプレキャストとして利用した梁部材について,鋼材とコンクリート並びにハーフプレキャストと後打ちコンクリートの一体化のために孔あき鋼板ジベルを配置し,これの有無を試験要因とした2体の試験体について載荷実験を行った。その結果,ジベルの有無に関係なく終局曲げ耐力は鋼材とコンクリートの完全付着を仮定した計算耐力を上回っており,良好な一体性が得られた。また,目視だけでは判断できない試験体内部のひび割れによる損傷状況を比較するため,強制加振試験を実施した。その結果,ジベルの有無に依らずに2体の試験体は同程度の損傷状況であることが示唆された。