コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 連続繊維補強コンクリート(構造)

連続繊維補強コンクリート(構造)

2015年7月14日(火) 10:15 〜 12:00 第5会場 (3F 303号室)

[2194] 材料特性の異なる FRP 板で水中接着曲げ補強した RC 梁の曲げ耐荷性状

座長(土木):松本信之
座長(建築):花井伸明
講演者:三上浩1, 栗橋祐介2, 小室雅人2, 岸徳光3
(1.三井住友建設技術研究開発本部 技術開発センター 2.室蘭工業大学くらし環境系領域 社会基盤ユニット 3.釧路工業高等専門学校校長)

キーワード:AFRP 板, CFRP 板, RC beam, AFRP plate, CFRP plate, submerged flexural strengthening method, peeling action, RC梁, ピーリング作用, 水中接着曲げ補強

本研究では,FRP 板水中接着工法によるRC 梁の曲げ補強効果に及ぼすFRP 板の材料特性値の影響を検討することを目的に,繊維目付量の異なるAFRP およびCFRP 板を用いて水中接着曲げ補強したRC 梁の静載荷実験を行った。その結果,1) FRP 板の材料特性によらず,FRP 板水中接着工法によりRC 梁の曲げ耐力を向上可能であり,その効果は繊維目付量が大きい場合ほど高いこと,2) AFRP 板補強の場合は,CFRP 板補強の場合よりも部分剥離発生後の変形性能が大きい。一方,CFRP 板補強の場合は繊維目付量を大きくすることで,部分剥離の開始を抑制できる可能性があること,などが明らかになった。