コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 高強度コンクリート(材料)

高強度コンクリート(材料)

2016年7月8日(金) 10:45 〜 12:15 第1会場 (5F 国際会議室)

座長:丸岡正知(土木), 梅本宗宏(建築)

[1238] 超高強度コンクリートの熱ひずみ挙動に及ぼす高温弾性係数の影響

尹敏浩1, 金圭庸1, 小澤満津雄2, 兪在哲1 (1.忠南大学校 2.群馬大学)

キーワード:Elastic Modulus, Fire, Fire Resistance, Shrinkage Strain, Thermal Strain, Ultra High Strength Concrete, 収縮ひずみ, 弾性係数, 火災, 熱ひずみ, 耐火, 超高強度コンクリート

高強度コンクリートは高温に曝されると爆裂が生じ耐力低下が大きいため,耐火性能を確認することが求められている。更に,高温が持続されると弾性係数が低下し,収縮ひずみが大きくなり構造物の安定性が低下すると報告されている。そこで,本研究では80,130,180MPa級高強度コンクリートに常温圧縮強度の25%を載荷し,加熱試験を行い熱ひずみ挙動を評価した。その結果,80MPaは500℃まで膨張領域で熱ひずみが生じたが,130と180MPaは300℃から収縮ひずみが大きくなり,180MPaは700℃でクリープ破壊した。以上より,高強度コンクリートほど弾性係数低下し,収縮ひずみが大きくなることが明らかとなった。