コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » はり/骨組

はりⅢ/骨組

2016年7月7日(木) 13:15 〜 15:15 第8会場 (4F 409号室)

座長:福浦尚之(土木), 楠浩一(建築)

[2046] 石灰石骨材を用いたRC はりのせん断強度に及ぼす寸法,収縮および特性長さの影響

佐々木優1, 川井菜緒1, 半井健一郎1, 佐藤良一1 (1.広島大学)

キーワード:Characteristic length, Dry shrinkage, Limestone, Reinforced concrete beam, Shear strength, せん断強度, 乾燥収縮, 特性長さ, 石灰石, 鉄筋コンクリートはり

近年,収縮低減を目的に,石灰石骨材の利用が増加している。一方で,石灰石骨材を用いたコンクリートは破壊エネルギーが低く,RCはりのせん断強度を低下させることが報告されている。本研究では,石灰石骨材を用いたRCはりのせん断強度について,乾燥期間を延長するとともに,より寸法の大きな供試体を追加した載荷試験により検討した。一般的な骨材として流紋岩を用いたRCはりと比較し,せん断強度は2割程度低下した。低下した要因は,特性長さの影響が支配的であった。また,寸法にかかわらず同程度のせん断強度の低下が確認された。