耐震性能評価Ⅱ／地震被害

[2157] 非定常変位履歴を受けるRC造柱部材の損傷量計測および推定手法に関する研究

佐藤真俊¹, 高橋典之¹, 菅野秀人², 西田哲也² (1.東北大学 2.秋田県立大学)

キーワード：Damage Evaluation, Image processing, Unsteady-state Displacement Time-history, 損傷量評価, 画像処理, 非定常変位履歴

次世代型の性能評価型耐震設計においては修復性能評価および早期復旧性能評価にあたり部材の損傷量（ひび割れ幅，ひび割れ長さ，剥落面積等）を定量的に評価することが求められる。本研究では，擬似動的載荷実験において非定常変位履歴を受ける鉄筋コンクリート造柱部材（短柱）のひび割れ幅とひび割れ長さに着目した損傷量データを目視および画像処理手法を用いて計測・取得し，画像処理手法を用いた計測方法に関する検討および非定常変位履歴を受ける部材の損傷量進展について考察を行った。また筆者らが提案する部材変形法を適用した断面解析を用いてひび割れ長さの進展具合を推定し，その妥当性について検討した。