コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 骨材/混和材料

混和材料Ⅲ

2017年7月12日(水) 15:45 〜 18:00 第3会場 (桜1/会議棟2階)

座長:小川由布子(土木), 寺西浩司(建築)

[1025] 屋外曝露を実施した膨張コンクリートの諸特性

長塩靖祐1, 岸利治2, 鎌田知久2, 竹下永造1 (1.太平洋マテリアル 2.東京大学)

キーワード:Amount of permeability, Coefficient of air permeability, Compressive strength, Drying shrinkage, Expansive admixture, Outdoor expose, 膨張材, 屋外曝露, 圧縮強度, 乾燥収縮, 透気係数, 透水量

本報告では約12年間屋外曝露した膨張コンクリートの耐久性について,膨張材を使用しないコンクリートと比較検討を実施した。屋外曝露は実構造物打設時に小型の試験体を作製し,供用されている構造物と同環境下で実施した。その結果,約12年間屋外曝露を実施した膨張コンクリートの圧縮強度は,膨張材を使用しないコンクリートと同程度にあった。また,同期間実施した乾燥収縮試験では膨張材を使用しないコンクリートと比較して20%程度乾燥収縮ひずみが低減していた。表層品質は,膨張材を使用しないコンクリートと比較して,透気係数が同程度,透水量が少ない結果にあった。