コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 補修・補強(材料)/耐久性一般/短繊維補強コンクリート(材料)

短繊維補強コンクリート(材料)Ⅱ

2017年7月14日(金) 13:00 〜 15:15 第5会場 (白橿(しらかし)1/会議棟3階)

座長:佐々木亘(土木), 菊田貴恒(建築)

[1032] 鋼繊維補強コンクリートの曲げ強度特性の向上に関する研究

平田隆祥1, 川西貴士1, 伊藤智章2, 玉滝浩司2 (1.大林組 2.宇部興産)

キーワード:Adhesion test, Bending toughness, Fiber reinforced concrete, Flexural strength, Productivity improvement, Steel fiber, 付着性試験, 曲げ強度, 曲げ靱性, 生産性向上, 繊維補強コンクリート, 鋼繊維

国内における鋼繊維補強コンクリートは,トンネルや法面,土間へ適用されることが多い。鋼繊維を使用すると,供用の過程で点錆が発生する短所があるが,添加によりコンクリートの曲げ強度や曲げ靱性などの性能は格段に向上する。また,有機繊維と比べて材料が安価という長所がある。そこで,本論文は2種類の鋼繊維を比較し,鋼繊維を添加することで曲げ強度特性をどの程度向上できるか,検討した結果を報告する。実験の結果,改良した繊維を用いることで,同一の曲げ強度特性を得るのに,従来の鋼繊維より添加量を35%程度低減できる可能性があることを明らかにした。