コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 補修・補強(材料)/耐久性一般/短繊維補強コンクリート(材料)

短繊維補強コンクリート(材料)Ⅱ

2017年7月14日(金) 13:00 〜 15:15 第5会場 (白橿(しらかし)1/会議棟3階)

座長:佐々木亘(土木), 菊田貴恒(建築)

[1036] 超高強度ひずみ硬化型セメント系材料の収縮低減に関する検討

田中亮一1, 網野貴彦1, 國枝稔2 (1.東亜建設工業 2.岐阜大学)

キーワード:autogeneous shrinkage, drying shrinkage, shrinkage reducing agent, UHP-SHCC, UHP-SHCC, 自己収縮, 乾燥収縮, 収縮低減剤

本研究では,圧縮強度で100N/mm2程度を有するひずみ硬化型セメント系材料の収縮低減策を検討する目的で,自己収縮試験および乾燥収縮試験を実施した。また,リング型拘束収縮試験を実施し,ひび割れの発生状況と収縮ひずみの関係を整理した。その結果,収縮低減剤(収縮低減型高性能減水剤を含む)による収縮低減効果が確認され,また,収縮低減剤の添加率が大きいほどその効果は増大することが確認された。加えて,発生するひび割れの本数は自己収縮ひずみと乾燥収縮ひずみの合計値と相関があり,収縮ひずみを400~600μ程度以下に抑えることでひび割れの発生を抑制できることがわかった。