コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 収縮・クリープ/初期欠陥/強度・力学的性質

収縮・クリープⅡ/初期欠陥/強度・力学的性質Ⅰ

2017年7月14日(金) 09:30 〜 11:45 第3会場 (桜1/会議棟2階)

座長:佐川康貴(土木), 道正泰弘(建築)

[1060] 超吸水性ポリマーによる貯水方法がモルタルの物性に及ぼす影響

山崎健仁1, 胡巧英1, 五十嵐心一1 (1.金沢大学)

キーワード:drying shrinkage, electrical resistivity, hydrogel, internal curing material, superabsorbent polymer, volume change, 体積変化, 乾燥収縮, 電気抵抗率, 超吸水性ポリマー, 内部養生材, ハイドロゲル

超吸水性ポリマー(SAP)の混入は初期の液相の空間分布や固体構造の形成に影響を及ぼすと考えられる。本研究では,練り混ぜ水の一部をゲル化させた状態で存在させ,水の分布特性を変化させたときのモルタルの若材齢における物性を水和反応と組織形成の観点から検討した。その結果,練り混ぜ水の一部をゲル化して貯水させることがモルタルの強度低下や乾燥収縮に及ぼす影響は大きくはなかった。また,SAPの混入により若材齢期にて膨潤が生じ,結果として全収縮は低減されることが明らかとなった。