コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 物性一般

物性一般Ⅱ

2017年7月12日(水) 13:15 〜 15:30 第2会場 (萩/会議棟2階)

座長:前田敏也(土木), 杉山央(建築)

[1074] 顔料を用いたカラーコンクリートの基本物性に関する実験的研究

溝渕麻子1, 小林利充2, 吉田理紗2 (1. 大林組 2.大林組)

キーワード:Color concrete, drying shurinkage, freezing and thawing, neutralization, pigment, setting time, slump, カラーコンクリート, 顔料, スランプ, 中性化, 乾燥収縮, 凍結融解, 凝結時間

本研究は,コンクリートの意匠的な観点として適用されている,顔料を用いたカラーコンクリートを対象に,その基本物性を把握することを目的とした。カラーコンクリートは,ベースセメントを白色または普通ポルトランドセメントとし,有彩色3種類,無彩色は成分の異なる2種類の計5種類の顔料を混入させた。顔料の種類と混入率を要因とし,フレッシュ性状,凝結時間,圧縮強度,硬化性状等を実験的に検討した。その結果,顔料の形状の違いによりスランプに差があり,顔料混入率が高いほど圧縮強度が高くなり,顔料種類および混入率によっては,耐久性状にも影響があることが分かった。