[1084] 反応性骨材を用いたPC部材の劣化挙動
キーワード:ASR, exposure test, FEM, PC, Prestress, upward deflection, プレストレス, 乾燥収縮, 反り返り, 暴露試験
反応性骨材を使用したPC桁供試体の暴露試験に対して,ASRによる材料劣化と膨張ひずみを考慮したFEM 解析,乾燥収縮を考慮した試算を実施した。その結果,反り返り変形は実測値1.50mmに対して,解析と試算を合計した反り返り量1.04mmと概ね一致した。また,要因分析を行った結果,反り返りの主要因は材料劣化であると推察された。一方,PC 鋼線ひずみの実測値に対して予測値と比較した結果,材齢300~1500日にかけて250μの差が生じた。それに対して,膨張量を考慮した解析では444μとなり,絶対量に差はあるが,引張側へ推移する傾向としては一致した。