コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 補修・補強(材料)/耐久性一般/短繊維補強コンクリート(材料)

補修・補強(材料)Ⅳ/耐久性一般Ⅰ

2017年7月13日(木) 09:30 〜 11:30 第5会場 (白橿(しらかし)1/会議棟3階)

座長:伊代田岳史(土木), 鹿毛忠継(建築)

[1088] コンクリート中への塩化物イオン浸透における塩水浸漬促進試験の試験条件に関する検討

金子樹1, 阿部道彦2, 桝田佳寛3 (1.長谷工コーポレーション 2.工学院大学 3.日本大学)

キーワード:accelerated test, chloride ion, immersing in salt water, measurement range, salt water concentration, test period, 促進試験, 塩化物イオン, 塩水浸漬, 塩水濃度, 測定範囲, 試験期間

コンクリート中への塩化物イオンの浸透抵抗性を促進試験において評価する場合,実環境と類似した浸透・拡散性状を示すとされる塩水浸漬試験について,試験に用いる塩水の濃度や試験期間およびデータ採取における測定範囲などの試験条件について検討を行った。その結果,普通ポルトランドセメントを用いた水セメント比0.45~0.6といった一般のコンクリートであれば,NaCl 3%の塩水に182日間浸漬した試験体について,コンクリート表面から10mm間隔で40~50mmまでの測定値を用いることで適当な評価ができることを明らかにした。