コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 補修・補強(材料)/耐久性一般/短繊維補強コンクリート(材料)

耐久性一般Ⅲ/短繊維補強コン(材料)Ⅰ

2017年7月14日(金) 09:30 〜 12:00 第5会場 (白橿(しらかし)1/会議棟3階)

座長:鶴田浩章(土木), 金久保利之(建築)

[1098] 養生水の種類がコンクリート構造物の力学性能および耐久性能に及ぼす影響に関する実験

齋藤淳1, 中島史暁2, 西田孝弘3, 大即信明4 (1.安藤・間 2.計測企画 3.京都大学 4.東京工業大学名誉教授)

キーワード:bacillus subtilis, covered with formwork, seawater, water loss suppression curing, water supply curing, 給水養生, 水分逸散抑制養生, 型枠存置, 海水, 納豆菌

湿潤養生は,打ち込んだコンクリートが性能を発揮するための極めて重要な作業である。本論文では,実構造物の鉛直面に対する湿潤養生を模擬した実験を行い,湿潤養生方法や,養生水の種類がコンクリート構造物の性能に及ぼす影響を評価した。実験結果から,型枠取外し後の給水養生は型枠存置による水分逸散抑制養生より耐久性能を向上できる湿潤養生方法であること,養生水に①海水を用いると中性化と塩害,②炭酸ナトリウムを用いると塩害,③納豆菌を用いると中性化に対する耐久性能を向上できることがわかった。