Chloride attack Ⅰ

[1110] Consideration of Rapid Measurement of the Chloride Diffusion Coefficient in Concrete from Combination of Non-steady-state Migration Experiment and EPMA

Masataka OGINO¹, Eiji OWAKI¹, Mitsuyasu SHIRASE¹, Masashi NAKAYAMA² (1.大成建設 2.日本原子力研究開発機構)

Keywords:chlolrde ion, concrete, diffusion coefficient, electrophoresis, EPMA, rapid measurement, コンクリート, 塩化物イオン, 拡散係数, 迅速測定, 電気泳動

塩化物イオンの拡散係数はコンクリートの耐久性を評価する重要な指標であるが，物質透過抵抗性に優れる高耐久なコンクリートでは，測定に時間を要する。非定常の電気泳動操作にEPMAを組み合わせて迅速法を開発した。塩水との接触面近傍の塩化物イオンの分布からNernst-Planckの式により拡散係数を求めた。電気泳動以外に作用する輸送機構を除外する点に特徴がある。得られた値は，電気泳動により透過する塩化物イオン量から求める実効拡散係数と同等であると考察された。実効拡散係数が1×10-14m2/sのコンクリートの場合，透過する塩化物イオン量から求めると1年以上の期間を要するが，本法では約3か月に短縮できる。