コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 塩害/複合劣化/腐食・防食

塩害Ⅱ

2017年7月12日(水) 13:15 〜 15:15 第1会場 (橘/会議棟2階)

座長:審良善和(土木), 武田浩二(建築)

[1114] 薄板モルタル供試体を用いたPCT桁橋上部工における塩害環境調査

吉次優祐1, 富山潤2, 佐伯竜彦3, 松田愛子2 (1.富士ピー・エス 2.琉球大学 3.新潟大学)

キーワード:concrete bridge, mortar plate test-piece, salt damage environment, typhoon, wind and wave in winter, コンクリート橋梁, 冬季風浪, 台風, 塩害環境, 薄板モルタル供試体

沖縄県は亜熱帯海洋性気候に属し,高温多湿でかつ島嶼環境であり,さらに,夏季の台風襲来や冬季の風浪により多くの飛来塩分が内陸へ輸送され,塩害環境の厳しい地域である。一方で,同一構造物においても部位・部材によって劣化の程度が異なることが知られており,構造物の合理的な維持管理を行うためも部材・部位ごとの塩害環境,地域性を考慮して把握することは重要である。本研究では,PCT桁橋上部工を対象に薄板モルタル供試体を用いて,2015年6月~2016年2月の約8カ月間を3期間に分け,異なる部材・部位における塩害環境調査を行い,対称橋梁上部工の維持管理に有効な基礎資料を得ることができた。