コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 塩害/複合劣化/腐食・防食

塩害Ⅲ/複合劣化/腐食・防食Ⅰ

2017年7月12日(水) 15:45 〜 17:45 第1会場 (橘/会議棟2階)

座長:山路徹(土木), 山田義智(建築)

[1122] 干満帯に長期暴露した供試体によるシラスコンクリートの耐久性評価

里山永光1, 武若耕司1, 山口明伸1, 審良善和1 (1.鹿児島大学)

キーワード:chloride attack, long-term exposure, shirasu concrete, シラスコンクリート, 塩害, 長期暴露

コンクリート用細骨材の資源不足問題への対応として,細骨材にシラスを使用したコンクリート,いわゆるシラスコンクリートの研究が行われている。著者らは,このシラスコンクリートを用いた供試体を作製し,実海洋環境下での長期暴露実験を行っている。本論文では,暴露開始から10年経過した供試体の解体調査を行い,塩分浸透状況や鋼材の腐食状況の測定を行った。その結果,シラスコンクリートは細骨材に普通砂を使用したコンクリートに比べて,塩分浸透の抵抗性に優れ,腐食の進行を抑制できることが明らかとなった。