コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 凍害

凍害

2017年7月14日(金) 09:30 〜 12:00 第1会場 (橘/会議棟2階)

座長:酒井雄也(土木), 谷口円(建築)

[1124] 乾湿繰返しがコンクリートの細孔構造と凍結融解抵抗性に及ぼす影響に関する検討

宮薗雅裕1, 岸利治2 (1.住友大阪セメント 2.東京大学)

キーワード:continuous pore, dry-wet-cycle, freezing and thawing resistance, ink-bottle pore, pore structure, 乾湿繰返し, 細孔構造, 連続空隙, インクボトル空隙, 凍結融解抵抗性

本研究では,乾湿繰返しがコンクリートの細孔構造と凍結融解抵抗性に及ぼす影響を検討した。水中浸漬や促進乾燥,乾湿繰返しをさせた供試体について,それぞれ細孔構造を評価した結果,乾湿繰返しをさせた供試体の場合,乾湿繰返し回数に従い毛細管空隙中のインクボトル空隙割合が減少し連続空隙割合が増加することを確認した。また,前養生条件が異なる供試体に凍結融解試験を実施した結果,乾湿繰返しをさせた供試体は,水中浸漬や促進乾燥をさせた供試体よりもスケーリングが顕著に生じることを確認した。