コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » アルカリシリカ反応/耐火性

アルカリシリカ反応Ⅱ/耐火性Ⅰ

2017年7月12日(水) 13:15 〜 15:30 第4会場 (桜2/会議棟2階)

座長:蔵重勲(土木), 橘高義典(建築)

[1145] 促進養生条件および採取コア径のASR膨張に与える影響

中川裕之1, 平賀由起1, 真鍋良輔2, 松島学3 (1.四国総合研究所 2.四国電力 3.香川大学)

キーワード:alkali-silica reaction, canada method, core diameter, danish method, jci-dd2, アルカリシリカ反応, JCI-DD2法, デンマーク法, カナダ法, コア径

アルカリシリカ反応(ASR)を生じる香川県産の粗骨材を使用した供試体からコア採取し,促進養生条件およびコア径の違いによるASR膨張へ影響を検討した。飽和NaCl溶液浸漬法(デンマーク法)とアルカリ溶液浸漬法(カナダ法)は,JCI-DD2法と同様の判断ができるが,カナダ法は,判断時期やコア径によって異なる判断結果となった。0.01mol/l NaOH溶液浸潤用紙をラップしたJCI-DD2法では,コア径80と100mmの膨張率が同程度であった。デンマーク法では,浸漬するNaCl濃度で膨張傾向が違っていた。カナダ法による膨張は,コンクリートコア内へ浸透したNaOHによる化合物の変化が影響している可能性が考えられた。